
3月は別れの季節です.大学の教員をしていると人を送り出す一方なので,毎年この時期に晴れがましくも寂しい思いをすることになります.ほとんどの学生が研究室に在籍するのは1〜3年,中でも一番多いのが学部+修士の3年間在籍するパターンです.見よう見まねで研究を始めて,卒論でようやく形ができてきて,学会に行って,いつの間にか後輩の指導をするようになったりして,ずいぶん成長したなあと思ったらもう修論を書いて卒業,ということの繰り返しです.

さて,卒業式が終わった翌日から新4年生の研究室配属行事が始まっています.今週末に配属が決まり,来週4月1日には,卒論生と外部から来るM1を合わせて10人近い新メンバーが研究室に加わることになります.彼らと過ごす研究生活がどんなものになるのか,今から楽しみです.願わくば,1〜3年後の別れが寂しくなるような日々になって欲しいものです.