かつて,PC-386noteやX68kを使っていた頃からずっと愛用し続けてきた Ng (Nihongo micro gnu emacs) .Vine linux の頃にはまだVineSeedかVinePlusの中にrpmがあって,その後Ubuntuに乗り換えた後はどこかからバイナリを拾ってきて入れていた.Macでも使いたいと思って探したらまだソースがちゃんと公開されていた.最新バージョンは1.5beta1.
http://tomato.sakura.ne.jp/~amura/ng/
tarボールを展開して,
./configure --prefix=/opt/local
make
sudo make install
であっさりSnow leopardにインストール成功.実にオーソドックスで気持ちがよい.
なお,$HOME/.ng に
bsmap-mode
と書いておくことでCtrl-Hにbackspaceが割り当てられる.
Ngは何しろ軽い.386SXや68000でもサクサク動いていたのだから,起動は一瞬である.(今ビルドしたバイナリのサイズは252kbだが,昔はもっと小さかったはず.)それでいて,Lisp等の動作を除けば基本的な操作感が本家のEmacsに一番近く,触っていてストレスがない.小型のemacsには他にもmicro emacs, mg, kemacs, nitemacsなどいろんなバリエーションがあったが,自分は断然ng派だった.WSの管理作業にもviではなくngを使っていたし,卒論あたりはほぼ全部ngで書いたはずである.
手になじんだツールというのは本当にいいものだ.